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21
Feb

株式市場は20日も続伸

user 著者 鳥羽賢

20日も株式市場が続伸した。

FOMCの議事要旨が後押し

米中貿易協議で進展があることを期待し、20日も株式市場が小幅ながら続伸した。また21日未明には米FOMCの議事要旨が公表され、「参加者のほとんどがバランスシート縮小の年内停止を考えている」と述べられていた。この内容が株買いをさらに後押しし、NY株式市場ではダウ工業平均が26,000ドルに近付いた。

今日の展望

今日は午後9時半にECB理事会の議事要旨が公表されます。

日本225(円)

3日続伸で今年の最高値更新

今週は特に悪材料も見当たらず、東京株式市場はこの日も堅調だった。前日のNYダウはほとんど動きがなかったものの、日経225平均は44円高の21,346円からスタート。その後前場には上昇し、一時は昨年12月17日以来の21,500円に接近。後場になるとやや反落したが、終値は129円高の21,431円と3日続伸でこの日も今年の最高値を更新した。夕方以降の先物にはあまり動きがなく、21日朝まで21,400円付近で推移。

WTI原油

約3ヶ月ぶりの57ドル台

NY原油はこの日も上昇し、6日連続高となった。上昇の背景には米中貿易協議が進展することへの期待や、ベネズエラ情勢の混迷で原油生産に影響が出ることなどがあると見られている。20日朝方には56ドル台半ばにあった原油価格は、その後夜にかけてやや下落し一時は55ドル台に。しかし夜になって急騰し、昨年11月以来3ヶ月ぶりに57ドルを超えた。

米ドル/円

FOMC議事要旨公表後に上昇

すでに述べたように、21日午前4時にFOMCの議事要旨が公表され、「参加者のほとんどがバランスシート縮小の年内停止を考えている」との内容があった。また今後の利上げについては意見がまちまちだった。20日朝方から夜まで110円70~80銭で横ばいだった米ドル/円は、議事要旨公表前は110円70銭前後に。そして公表されると10~20銭上昇したものの、数時間後には元の水準に戻ってきた。

前日上昇してきた高値に留まる

株式市場は回復が続いているものの、英のEU離脱などリスクが残っていることから金相場は上昇が継続。特に19~20日にかけて大きく上昇し、20日朝までに昨年4月以来約10ヶ月ぶりの1,340ドルを回復した。20日日中以降は1,340ドル台の高値で推移。しかし21日午前4時にFOMCの議事要旨が公表されると、米ドルが急騰すると同時に金が急落。1,330ドル台まで後退し、そのまま21日朝まで1,330ドル台に留まった。

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