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Aug

株式市場は前日の暴落から落ち着く

user 著者 鳥羽賢

15日の株式市場はやや落ち着いた。

NYダウは100ドル高で終了

前日・14日はNY株式市場のダウ工業平均が800ドル安と今年最大の下げで終了。これが世界同時株安につながるのではないかと懸念されたが、15日の東京株式市場は比較的下げ幅が小さかった。また15日のNY株式市場もダウが100ドル高と小幅ながら反発し、懸念された世界同時株安にはならなかった。しかし米中貿易戦争など売り材料はまだ市場に残っており、油断はできない。

今日の展望今日は午後9時半にアメリカの7月住宅着工件数が発表されます。

日本225(円)

NYと比べて下げ幅が小さい

すでに述べたように、この日の東京市場開始前に行われたNY株式市場ではダウが800ドル安と今年最大の下げを見せた。しかし東京市場は意外と持ちこたえ、日経225平均は331円安の20,331円で寄り付いてスタート。その後一時は20,100円台まで下落したものの、すぐに切り返して前場終了までに20,400円付近まで上昇。後場は20,400円付近で推移し、終値は250円安の20,405円とNYに比べて下げ幅は限定的だった。

米ドル/円

午後に円急落

15日朝までに105円90銭付近になった米ドル/円は、午前中から午後初めにかけてしばらく同じ水準で推移。ところが午後3時半頃になると、突然1円も円が急落して106円80銭に近付いた。この時間には経済指標の発表もなく、またトランプ大統領の発言などもなかったのでたまたま大口の円売りが入ったと見られる。しかし上昇は短時間で終わりその後は急騰前の水準まで反落。夜以降16日朝までは106円前半で横ばいだった。

ビットコイン(日本円)

100万円割れ寸前で止まる

これまでは株式市場のリスクが高まると逃避先として買われると見られていたビットコインだが、今週の下げでは株とともにビットコインも下落。前日のNY株安を受けビットコインも大きく下落し、15日午後には一時100万円割れ寸前に。しかしそこでふんばり午後以降は上昇に転換し、16日までに110万円を回復した。

豪ドル/円

豪雇用者数は良好

他のクロス円通貨と同様に、豪ドル/円も14~15日NY株式市場の下げを受け、15日朝までに71円台前半まで下落。そして午前10時半には豪7月雇用統計が発表され、予想の1万4000人に対し発表は4万1100人と良好だった。この統計を受けてその後しばらくは豪ドル高が継続。また午後3時半頃の円急落のために一段と円安・豪ドル高になり、一時は72円50銭に。夕方以降になると目立った動きがなく、16日朝まで72円付近で推移。

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