LINE
13
Jun

株式市場の勢いが衰える

user 著者 鳥羽賢

先週の株式市場の勢いが衰えてきた。

NYダウは2日連続下落

先週はFRBのパウエル議長が将来の利下げを示唆する発言を行ったため、先週後半から今週明けにかけ国内外の株式市場は上昇が続いてきた。しかし11日から12日にかけNY株式市場ではダウ工業平均が小幅ながら2日連続下落。利下げ期待による株高も、かなり勢いが衰えてきた感がある。

今日の展望今日は午後4時半にスイスの政策金利が発表されます。

日本225(円)

4営業日ぶりの下落

先週から今週前半にかけFRBの利下げ観測から株高が続いてきたが、12日になって上昇が止まった。前日のNYダウは14ドル安と7営業日ぶりの下落。その流れから12日の日経225平均も74円安の21,130円と安くスタート。前場には21,200円を超えて前日比プラス圏に浮上したものの、後場になると失速し終値は75円安の21,129円と4営業日ぶりの下落となった。

米ドル/トルコリラ

政策金利据え置きでリラ上昇

トルコ中銀が12日午後8時に政策金利を発表。一部で利下げ予想もあったものの、24%のまま据え置かれた。この日の米ドル/トルコリラは、朝方から政策金利発表前まで1ドル=5.80~5.82リラで小動き。そして政策金利は一部の予想に反して据え置きだったため、発表後は米ドル安・リラ高となり一時は5.77リラに。しかしその後はリラが反落し、13日朝までに政策金利発表前の水準に戻る「行って来い」の動きだった。

WTI原油

米原油在庫が予想に反し増加

米エネルギー情報局(EIA)が、12日に週間原油在庫を発表。予想の前週比50万バレル減に対し、発表は220万バレル増だった。またガソリン在庫も、予想が前週比70万バレル増、発表が80万バレル増と予想以上の増加だった。前日には世界の今年の原油需要見通しが下方修正されたため、朝方に52ドル台だったNY原油は緩やかな下げが続き夜までに51ドル台に。そして米原油在庫増の情報でさらに下げ、一時は51ドルを割った。

ポンド/円

英議会の結果でポンド売り

ポンド/円は12日日中から夜まで138円付近で小幅推移。そしてこの日には、英議会で野党・労働党が「合意なき離脱」を阻止するための動議を提出。採決したが結局否決された。与党の党首選では強硬離脱派がリードしていることもあり、「合意なき離脱」懸念から夜過ぎにはポンドが急落し137円60銭に。その後は13日朝まで137円台に留まった。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう