LINE
28
May

株式市場の上昇が続く

user 著者 鳥羽賢

27日になっても株式市場の上昇が続いた。

特に日本が大きく上昇

25日に日本の緊急事態宣言が全面解除されたことや、各国で経済活動の再開が始まっていることから今週になって株式市場は堅調な相場が続いている。特に日本の上昇が著しく、25~27日の3日間で日経225平均の上昇幅は1,000円を超えた。NY株式市場は25日が休場していたが、26・27日の2日間でダウ工業平均が合計1,000ドル以上上昇。2~3月の暴落以来の高値を更新した。

今日の展望
今日は午後9時半にアメリカの第1四半期GDP改定値が発表されます。

日本225(円)

3日連続の上昇

すでに述べたように、緊急事態宣言の全面解除を材料として東京株式市場は今週になって非常に好調な相場が続いている。前日のNYダウは530ドル高と大幅上昇。しかし株式市場開始前に海外の先物がやや下落し、日経225平均は前日比22円安の21,249円で寄り付いてスタート。一時は21,100円台に沈んだがその後ゆったりと上昇し、後場になると21,400円台で安定推移。終値は148円高の21,419円だった。

WTI原油

米中対立激化懸念で下げる

各国の経済活動再開期待から、最近のNY原油は堅調な相場が続き27日朝には34ドル付近にあった。だがこの日にトランプ大統領が中国の香港に対する措置に抗議するため「非常に強力な対抗策」を用意していると発言。今後米中対立が一層激化することを懸念し、日中から夜、そして28日未明にかけて原油は下落。28日朝方には31ドル台まで下落してきた。

ポンド/円

離脱懸念が台頭しポンド安

朝方から夕方頃まで132円台半ばで推移していたポンド/円は、夕方すぎにやや上昇し133円付近に。その後今年末が期限となっているEU離脱交渉を延期するなら6月末まで申し出るようにと述べていたEUに対し、英が「延期の必要はない」とのコメントを出した。しかし今年末までにまとまるかどうか不透明であり、離脱懸念が高まりポンドが大きく下落し131円台に。28日未明になると緩やかな上昇に戻った。

ユーロ/円

復興補助金の報道で1円上昇

ユーロ/円は27日日中には大きな動きがなく、117円70~90銭で小幅に上下。そして夕方頃に、「コロナからの復興のために5,000億ユーロの補助金を欧州委員会が検討」との報道が流れた。この報道によって復興期待が高まり、ユーロが1円ほど上昇。その後は英のEU離脱懸念などから一時下げたものの、28日朝にかけてまた上昇し119円に近付いた。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう