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Oct

株式市場の上昇が続く

user 著者 鳥羽賢

株式市場は先週からの上昇が継続している。

EU離脱合意期待や米企業の好決算が買い材料に

先週終盤からの株式市場の上昇は、今週になっても続いている。日本が3連休明けとなった15日は、夜になって英がEUと離脱問題について合意に近付いていると報道。さらにこの日発表された米企業決算も好調な数字が多く、NY株式市場は序盤から上昇しダウは一時前日比300ドル高を超えた。また為替も円安に動き、16日朝の東京市場では日経225平均が今年の最高値を更新した。

今日の展望今日は午後6時にユーロ圏の9月CPIが発表されます。午後9時半に9月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

400円を超える暴騰

前日のNYダウは29ドル安と下げたものの、14日が休場だった東京市場は先週金曜のNY株高の影響がこの日になって市場に表れた。日経225平均の寄り付きは、265円高の22,063円と2万円を突破。前場には一段と上昇して22,200円に近付き、後場になると22,200円付近で推移。終値は408円高の22,207円だった。夕方以降の先物の時間は円安とNY株高を受け、22,500円台まで大きく上昇した。

ポンド/円

EU離脱合意期待で急騰

15日朝には136円台後半にあったポンド/円は、夕方まで大きな動きなく推移。そして午後5時半には英8月失業率が発表され、予想の3.8%に対し発表は3.9%だった。この発表後にはわずかながら下落した後、午後11時頃になると「英とEUが離脱問題で合意に近付いている」と報道された。この報道を受けて2円ほど暴騰し139円をつけた。ポンド/円は先週木曜からの数日間で、実に8円も暴騰してきた。

米ドル/円

上昇し109円に近付く

先週終盤のリスク選好姿勢の拡大から108円台を回復した米ドル/円は、15日朝には108円30銭付近に。午前から午後までその水準に留まった後、夕方頃には米中貿易問題におけるネガティブな報道によってやや下落。しかしすぐに元の水準に戻り、午後11時頃には英EU離脱に関する報道やNY株高を受けて急上昇。8月1日以来の109円に近付いたが、109円は超えられずに16日朝まで108円台後半に留まった。

一時1,480ドル割れ

米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りに動いた。朝方には1,495ドルにあったNY金は、しばらく1,490ドル台で推移した後、夕方にはやや上昇し1,500ドルに接近。しかし1,500ドルを超えられない夜には下落に転じ、EU離脱に関するポジティブな報道やNY株高によって米ドルが買われると金は逆に下落。一時は1,480ドルを割って1,470ドル台をつけた。

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