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28
Jan

東証の初日は大幅上昇

user 著者 鳥羽賢

4日の東証大発会は大幅高だった。

水曜から各国の金融市場がほぼ再開

4日は東証が大発会となり、2017年の株式取引が始まった。海外各国の株式市場も軒並み再開しており、5日までにはほぼ通常通りの金融市場に戻ったことになる。そのような状況だが、4日の国内株式市場は日経225平均が500円近く上昇する大幅高。暴落から始まった去年と違い、2017年は幸先の良いスタートとなった。

今日の展望

今日は午後10時15分にアメリカのADP雇用統計が発表されます。

日本225(円)

2016年以来の高値更新でスタート

すでに述べたように、4日は東証が大発会で今年の株式市場が始まった。2~3日の金融市場は全体的に堅調で円安・株高が進行したこともあり、日経225平均は184円高の19,298円と高く寄り付いてスタート。その後も前場から後場にかけて一貫して上昇し、終値は500円近く高い19,594円と2016年以来の高値を更新した。夕方以降の先物の時間は特に材料もなく、19,500円台後半で推移。

米ドル/円

FOMC議事要旨で一瞬だけ米ドル高

年初から2日間は米ドル高が続いていたこともあり、4日になると円高・米ドル安トレンドに転換。朝方の118円台から夜までには117円台前半まで円高になった。そして5日午前4時にはFOMCの議事要旨が公表され、今後の利上げペースは緩やかになると述べられていた。この公表の後少しだけ米ドル高になったものの、続かずにしばらく後に公表前の水準まで戻った。

米ドル/オフショア人民元

ここ1年で最大の元高

下落が続き1米ドル=7元目前となっていた元のレートは、4日になって急上昇。背景にはこの日の全体的な米ドル売りや、トランプ新政権の対中国為替政策への警戒感などがあると思われる。4日朝には1米ドル=6.96元付近だったレートは、日中から夜にかけて元上昇が続き5日朝までには6.86元を超えた。1日で0.1元以上上昇したのは、ここ1年ほどで最大。

小麦

作柄悪化で穀物価格上昇

米農務省が4日の先物市場開始前に12月の穀物作柄状況を発表。乾燥や低気温といったマイナス要素のために、小麦の作柄は悪化していた。作柄の悪化を受け、4日のシカゴ小麦は大幅上昇。また米ドル安も米国市場の穀物銘柄買いにつながり、結局この日は前日の405セントから、10セント以上上昇する大幅高となった。またコーンも同様に大幅高となった。

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