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Jun

明日は日米英の政策金利発表

user 著者 鳥羽賢

20日に日米英の政策金利発表がある。

米は利下げの可能性も

20日の未明から夜にかけ、日米英の政策金利が立て続けに発表される。今のところ日本とイギリスは据え置きが予想されている一方、アメリカは低確率ながら利下げの予想もある。日本は当分政策金利の変更はありえないものの、イギリスは今後の金利がどうなるのかを示す声明などの内容にも注目が集まる。

今日の展望20日の午前3時にアメリカの政策金利が発表されます。

日本225(円)

円高受け21,000円を割る

前日のNYダウは23ドル高と小幅上昇。そしてこの日の日経225平均は、13円安の21,111円からスタートした。しかし場中に為替市場で円高が進行したことなどから、前場から軟調な展開。後場になると21,000円を割り込み、終値は152円安の20,972円だった。夕方以降の先物の時間になると、NY株式市場が米中首脳会談の開催決定の情報から大幅上昇したことを受け、19日朝までに21,200円付近まで上昇した。

米ドル/円

米中首脳会談決定を受け急騰

FRBの利下げ観測が高まっていることから、18日朝方に108円50銭付近にあった米ドル/円は夕方頃までに20~30銭下落。その後午後10時半頃に、来週のG20時に米中首脳会談の開催が決まったという情報が流れた。この情報によって50銭ほど急騰したが、1~2時間後には急騰幅の半分ほどを失った。その後は19日朝まで108円50銭付近で推移。

WTI原油

リスク選好姿勢が先物市場にも

最近低迷が続くNY原油は、18日朝から夜まで51ドル台半ばで横ばい。その後G20で米中首脳会談が開催されるとの情報が流れると、リスク選好の動きが先物市場にも広がり原油は上昇。また中東では日本関連のタンカー2隻への襲撃から緊張が高まっており、それも原油買い材料になっている。結局19日朝までに2ドル半ほど上昇し、54ドルを超えた。

ポンド/円

与党党首選の投票には反応なし

英では与党・保守党の党首選が行われており、18日には第2回投票が行われ強硬離脱派のジョンソン前外相が第1回に続いてトップとなった。EU離脱懸念を受け18日日中もポンド安が続き、一時は135円台まで下がり年初以来の安値を更新。そして夜以降になって第2回投票の結果が流れたものの、それほど反応はなかった。むしろ米中首脳会談開催によるリスク選好姿勢拡大から円安に動き、19日朝までに136円を回復した。

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