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22
Jan

日銀金融政策は現状維持

user 著者 鳥羽賢

20日発表の日銀金融政策は現状維持だった。

日銀発表後に株式市場が上昇

2日間の金融政策決定会合を終え、20日の正午頃に日銀が金融政策を発表。今回は市場の予想通り、政策金利・量的緩和ともに現状維持とされた。その一方で、景気判断はこれまでより上方修正され「緩やかな回復基調を続けている」という表現が使われた。日銀の発表内容を好感し、日本の株式市場は後場になって上昇した。

今日の展望

今日は午後12時にアメリカの11月中古住宅販売件数が発表されます。

日本225(円)

日銀発表後に今年の最高値更新

日銀発表前の様子見ムードが強かった20日の前場は、日経225平均は19,400円付近で横ばい。そして昼休み中に金融政策の現状維持と景気判断の上方修正が発表されると、後場になって上昇基調に転換。一時は19,500円台をつけて今年の最高値を更新し、終値は103円高の19,494円だった。夕方以降の先物の時間になると欧米の株式市場が堅調なことから日経225先物も続伸し、一時は19,500円台後半をつけた。

米ドル/円

イエレン議長発言などから118円台回復

19日には南シナ海情勢への懸念などから米ドルが売られ、夜には一時116円台をつけていた米ドル/円だが、20日未明のFRBイエレン議長の発言後上昇。イエレン議長は米労働市場が堅調であることなどを確認した。反転円安基調は20日朝以降になっても続き、夕方頃には118円台を回復。その後は21日朝まで118円前後で推移していた。

米ドル/トルコリラ

トルコ中銀が政策金利を据え置く

20日の午後8時に、トルコ中銀が政策金利を発表。最重要政策金利は予想通りの8%据え置きだったが、翌日物貸出金利が市場予想の0.25%の利上げに反し、8.5%の据え置きとされた。週末にロシア大使が銃殺されるという事件があったにも関わらず発表前はややリラ高になっていたが、発表後にリラ安が進行。米ドル/トルコリラは1米ドル=3.50台から3.53台までリラ安になった。

WTI原油

53ドル台の高値圏に留まる

週末に南シナ海における米軍の潜水機が中国によって奪われたことや、トルコにおけるロシア大使射殺事件が起こり各地で地政学的リスクが高まっている。そのため週明けのNY原油は53ドル台の高値から始まり、20日になってもその水準を維持。20日にはリビアでそれまで休止されていたパイプラインが再開されたとの情報が流れ、それを受けて原油は多少下落。しかし53ドルラインは維持し、大きな下落にはならなかった。

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