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May

日米などの株式市場が大幅高

user 著者 鳥羽賢

26日は株式市場が大幅上昇した。

NYダウは25,000ドル回復

前日に緊急事態宣言が全面解除されたため経済活動の再開期待が高まり、26日には東京株式市場が大幅上昇。その流れからNY株式市場も堅調な相場となり、ダウ工業平均は一時700ドル以上上昇し2~3月の暴落以来初めて25,000ドルを回復した。終盤になってやや下げたものの終値は530ドル高の24,995ドルとなり、終値ベースでも暴落以後の最高値となった。

今日の展望
今日は午後4時半からECBのラガルド総裁が発言します。

日本225(円)

21,000円を回復

前日・25日のNY株式市場は休場したが、すでに述べたように緊急事態宣言の全面解除を受けこの日は上昇相場となった。日経225平均は186円高の20,927円で寄り付き、前場には大きく上昇し2~3月の暴落以来初めて21,000円を回復し、21,200円付近で前場を終えた。後場になっても上昇は止まらず、一時は21,300円を超え終値は530円高の21,271円だった。

米ドル/円

リスク回避のドル買いが解消へ

2~3月の暴落では資金の新興国からの退避・米ドルへの還流が進み、米ドル高が進行した。だが26日になってリスク選好姿勢が広まるにつれ、その資金が逆流し米ドルが売られる展開となった。午前中には107円90銭付近に留まっていた米ドル/円は、午後から夕方過ぎにかけて下落し一時107円40銭台に。午後11時には米4月新築住宅販売件数が発表され、大幅マイナスの予想に反して前月比でわずかにプラスだったが米ドルの反応はなかった。

ユーロ/円

ECBがドイツ抜きで緩和準備と報道

東京株式市場が大幅上昇したため、日中のユーロ/円は円安・ユーロ高が継続。朝方に117円40銭付近あったレートは、夕方頃には118円台をつけた。しかし夕方になり、「ECBがドイツ抜きで緩和を継続する準備」との報道が流れた。これは独裁判所がドイツ中銀による資産購入を違法だと判断したためそれに対抗する措置。この報道によってECBとドイツとの関係悪化懸念が高まり一時ユーロが下落した。

豪ドル/円

1円以上円安が進行

26日日中から続くリスク選好相場により、豪ドル/円も円安・豪ドル高の動きが続いた。朝方に70円50銭付近にあったレートだが、東京株式市場が始まった午前9時頃から上昇し、午後以降になっても継続。ユーロのような懸念を高める報道もなく、夕方以降も豪ドル高が続き一時は71円70銭まで上昇。同じオセアニア通貨のNZドル/円も、朝方の65円70銭から夜までに1円以上円安・NZドル高になった。

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