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18
Apr

市場はやや材料難に

user 著者 鳥羽賢

市場はやや材料難になってきた。

19日は多くの国が休場

英のEU離脱問題も先週に約半年の延長が決まったことで落ち着き、今週になって市場はやや材料難になってきた。アメリカでは日米貿易協議が行われているが、それほど金融市場への影響は見られない。19日金曜はグッド・フライデーで海外の多くの国が休場する。日本は開いているとはいえ、動きのない1日になると思われる。

今日の展望今日は午後9時半にアメリカの3月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

3日連続今年の最高値更新

すでに述べたようにやや材料難になってきた今週だが、東京株式市場は先週からの上昇の勢いがまだ続いた。前日のNYダウは68ドル高で終了。その流れから日経225平均も15円高の22,236円で寄り付き、終日今年の最高値圏で推移。一時は22,300円を超えたが維持できず、終値は56円高の22,277円と3日連続で今年の最高値だった。夕方以降の先物も一時は22,300円台に上昇したが、18日朝までに反落。

WTI原油

ガソリン在庫は減少幅が予想以下

米エネルギー情報局(EIA)が17日に発表した週間原油在庫では、予想の前週比160万バレル増に対し、発表は140万バレル減と予想に反して減少していた。またガソリン在庫は、予想が前週比170万バレル減、発表は120万バレル減だった。原油在庫は予想に反した減少だったがガソリンの減少幅が予想以下だったため、日中は64ドル台半ばに留まっていたNY原油は夜以降下落し、18日朝までに63ドル台半ばに。

豪ドル/円

中国GDP良好で一時上昇

17日の午前10時半には中国の第1四半期GDPが発表され、予想を上回る前年同期比+6.4%だった。朝方には80円20銭付近にあった豪ドル/円は、この統計発表後に50銭ほど急騰。その後は夜まで80円60銭付近に留まっていたものの、夜になって原油価格が下落すると資源国通貨の豪ドルも同時に下落し、18日未明は80円30銭付近で推移。

NZドル/円

早朝の下落後は小幅推移

ニュージーランドは17日の午前7時45分に1~3月期CPIを発表したが、予想を下回る前年同期比+1.5%だった。この統計発表直後にはNZドル/円が75円台後半から74円台後半まで下落。しかしすぐに75円台前半までリバウンドし、その後は日中から夜まで小幅で推移。夜になって原油価格が下落しても、豪ドルほど大きな影響は見られずNZドルはあまり下落しなかった。

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