28
Jan
今週は米雇用統計発表
著者 鳥羽賢
今週金曜に米雇用統計が発表される。
米11月雇用統計は17万3000人予想
今週は先週に続いて波乱要因になりそうな材料はあまりないが、金曜に米11月雇用統計が発表され、今回は前月比17万3000人増が予想されている。12月13～14日には米FOMCが開催されるため、今回の雇用統計が利上げが行われるかどうかを判断する最後の大きな材料となる。また雇用統計の2日前、30日水曜には11月ADP雇用統計が発表される。
今日の展望
今日は特に重要な経済指標の発表はありません。
日本225（円）
続伸後後場に下落
前日のNY株式市場は感謝祭で休場していたものの、円安の進行を受けて25日の国内株式市場は朝方から堅調。日経225平均の寄り付きは前日比54円高の18,387円で、寄り付き後の前場に上昇し18,400円台をつけた。しかし後場になると利益確定売りなどから反落し、一時は高値から約200円近く下落。終値は48円高の18,381円だった。夕方以降の先物の時間は、26日朝まで18,300円台で推移した。
WTI原油
サウジが会合に不参加との報で下げる
産油国は11月30日のOPEC総会に向けて減産に関して調整を続けている。そんな中、28日にOPEC非加盟国との会合が予定されていたが、先週金曜になってサウジアラビアの代表が会合に出席できないと発表。この件が報道されたために市場には減産は難しいのではないかという観測が広がり、NY原油が下落。25日朝の47ドル台後半から46ドル近くまで落ちた。
大豆
米輸出堅調で上昇
米農務省が25日に週間穀物輸出成約高を発表。大豆は予想の120～150万トンに対し、発表は190万トンと予想をかなり上回った。堅調な輸出統計を受け、シカゴの大豆は続伸。25日朝は1030セント付近にあったが、26日朝までに1050セント近くまで上昇した。先週は大豆がかなり買われた週で、週足で5％の大幅上昇だった。
NZドル/円
NZ貿易収支にはあまり反応なし
25日の午前6時45分に、ニュージーランドの10月貿易収支が発表。予想の9億7100万NZドルの赤字に対し、発表は8億4600万NZドルの赤字と赤字額が予想より少なかった。発表前に79円30銭付近にあったNZドル/円だが、この発表にはあまり反応せず。そのまま79円台半ばであまり動きのないまま、先週の取引を終えた。
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