LINE
14
Jun

中東で日本のタンカーなどが襲撃される

user 著者 鳥羽賢

13日に中東でタンカーが襲撃された。

襲撃された2隻のうち1隻は日本企業が運航

13日の日本時間正午から午後にかけ、中東のホルムズ海峡周辺でタンカーが2隻襲撃されるという事件があった。そのうち1隻は日本の「国華産業」が運航するタンカーで、砲弾を2回受けるという形の襲撃だった。乗組員は21人全員がフィリピン人だったが無事に脱出。この報道を受け、13日の午後から夕方頃にかけ原油価格が急騰した。

今日の展望今日は午後9時半にアメリカの5月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

香港動乱懸念から下落

前日のNY株式市場ではダウが44ドル安と続落。その流れからこの日の東京株式市場も軟調な展開となり、日経225平均の寄り付きは89円安の21,040円だった。そして香港では条例改正案に対するデモが激化し香港株式市場も下落していることから、東京市場も影響され前場に売りが増え21,000円を割り込んだ。しかし後場には21,000円を回復する程度にリバウンドし、終値は97円安の21,032円だった。

WTI原油

タンカー襲撃の影響は限定的

すでに述べたように、13日の正午頃から午後にかけて中東で日本企業運航のものを含むタンカー2隻が襲撃された。この情報が流れてきたのは午後過ぎ。午前中から午後2時頃までは51ドル台前半に留まっていたNY原油は、襲撃の情報が流れると1ドル50セントほど急騰。その後も少し上昇し一時53ドルをつけたが、夜以降には反落し14日未明には52ドルまで下がる場面もあった。

上昇し今年の最高値に近付く

NY株式市場は高止まりしているものの、中東のタンカー攻撃による緊張拡大懸念からリスク回避の金買いが膨らんだ。また今週発表の米経済指標は全体的に低調で、FRBの利下げ観測も高まっている。朝方に1,330ドル台前半にあったNY金は、特に夜以降になって大きく上昇。1,350ドルに近付き、6月7日につけた今年の最高値に迫った。

スイス/円

スイス政策金利発表後に上昇

13日のスイスフラン/円は、午前中から午後まで108円台後半で小動き。そして午後4時半にはスイスの政策金利が発表され、予想通りの-0.75%据え置きだった。一方同時に今年と今後数年間の成長率や物価上昇率見通しが発表されたが、一部が前回より上方修正された。この発表を受け直後にスイスフランが上昇し、夜には109円30銭に到達。だがその後は反落し、14日未明から朝まで109円付近で横ばい推移。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう