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28
Jan

トランプ相場の巻き戻しが続く

user 著者 鳥羽賢

12日はトランプ相場の巻き戻しが続いた。

トランプ氏会見への失望感から巻き戻し

11日(日本時間12日未明)に、アメリカのトランプ新大統領が会見を行った。そこではアメリカの雇用を守る意志が表明されたものの、具体的な政策に欠ける内容だった。そのために金融市場には失望感が広がり、会見後に円高・米ドル安が進行。12日には米ドル/円が一時113円台をつけた。また日米などの株式市場も下落した1日となった。

今日の展望

今日は午後10時半にアメリカの12月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

先物が一時19,000円割れ

トランプ相場の巻き戻しが進行したことから、この日の国内株式市場は終始軟調な展開。日経225平均の寄り付きは64円安の19,300円だったものの、場中に売りが膨らみ一時は前日比300円近く安い19,069円に。だが引けまでに多少切り返して、230円安の19,134円で終了した。夕方以降の先物の時間になると、円高のさらなる進行やNY株式市場の下げを受けて先物が18,000円台をつける場面もあった。

米ドル/円

12月9日以来の113円台をつける

すでに述べたように、トランプ新大統領の会見から失望感が広がり、会見中から会見後にかけて円高・米ドル安が進行。会見前は116円台にあったが、会見中に急落して一時114円台に。その後すぐに115円台に戻したものの、12日の午前から午後にかけて緩やかに円高が進行した。そして12日夜には12月9日以来の113円台をつけるまで下落。

米ドル/トルコリラ

12日夕方以降にリラ4%高

年が明けてから急落が続いていたトルコリラだが、12日になってようやく反動があった。トランプ氏の会見以降12日午後までは1米ドル=3.88リラで推移していたものの、夕方頃にまた3.9リラを一時的に超えた後大きく変動。13日朝までには3.76リラまでリラ高となり、約半日で4%リラが上昇した。

節目の1,200ドルを回復

米ドルと反対に動くことが多い金は、12日になると米ドル安にともなって上昇。トランプ氏の会見前は1,180ドル付近にあったNY金は、会見後の米ドル安を受けて買いが続き12日日中には節目の1,200ドルを超えた。金の1,200ドル超えは11月下旬以来約1ヶ月半ぶり。トランプ相場の米ドル高が続いたために12月半ばには1,120ドル台まで下落していた金価格だが、それ以降は上昇トレンドになっている。

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