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28
Jan

イタリア地震の影響はあまり見られず

user 著者 鳥羽賢

24日にイタリアで地震が発生したが、金融市場への影響はそれほど見られない。

欧州株式市場はイタリア地震にも暴落なし

日本時間で24日の午前中に、イタリア中部でM6.2の地震が発生。すでに死者が100人を超える大惨事になっている。ただ欧州の株式市場はこの地震にもそれほど影響されておらず、イタリアの主要指数であるFTSE MIB指数は前日比0.7%高の16,891で24日の取引を終了。他の欧州市場も目立った暴落は見られなかった。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。

日本225(円)

今週は閑散市場が続く

今週になって株式市場は動きのない国が多いが、日本の株式市場は24日も前2日と同様に目立った動きがなかった。ただ前日に為替が多少円安に振れたこともあり、日経225平均の寄り付きは前日比53円高の16,550円でスタート。その後前場には多少上下したものの、後場になってもあまり動かず100円高の16,597円で終了した。夕方以降も日経225先物は16,500円台で横ばいのまま25日朝まで推移。

WTI原油

米原油在庫大幅増で続落

米エネルギー情報局(EIA)が、24日に週間原油在庫を発表。予想の前日比50万バレル減に対し、発表は250万バレル増と大幅に増加していた。またガソリン在庫は、予想120万バレル減、結果は前週から変化なしだった。予想外に増加していた米原油在庫を受け、NY原油は前日に続いて続落。47ドル台から46ドル台まで1ドルほど下落した。

イタリア40

地震にも関わらずプラス圏で推移

すでに述べたように、日本時間の24日午前(現地時間24日未明)にイタリアの中部でM6.2の地震が発生。25日朝までに100人以上の犠牲者が確認されている。地震発生時刻はイタリアの株式市場が開く前だった。そして始まった株式市場は、FTSE MIB指数が16,685と前日より低い水準でスタート。しかし開始直後に16,800を超え、そのまま終始16,800台のプラス圏で推移。終値は0.7%高の16,891だった。

午後9時過ぎに10ドル近い下げ

今週になってから下落基調が続いているNY金だが、24日は午後9時過ぎに大きく下げた。午後9時半にはアメリカの7月中古住宅販売件数が発表されたものの、この指標には米ドルもそれほど反応せず。また金が急落した時間も午後9時40分頃と多少ズレがある。昨夜の売りはテクニカル的な売りの性格が強いと見られている。午後9時過ぎに、金は1,330ドル台後半から1,320ドル台後半に下落した。

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