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27
Jan

イギリスのEU離脱懸念が高まる

user 著者 鳥羽賢

ロンドン市長が離脱を支持したことでイギリスのEU離脱懸念が高まる。

ロンドン市長の離脱支持表明でポンド不安高まる

6月23日にEUからの離脱を問う国民投票を実施すると発表したイギリスだが、21日にロンドンのジョンソン市長が、離脱を支持すると表明した。ジョンソン市長はイギリス国民からの人気も高く、首都の市長が離脱を支持すると述べたことで離脱派が勢いづく懸念が高まった。この表明を受け、22日にはポンドやユーロが下落した。

今日の展望

今日は午後4時にドイツの第4四半期GDPが発表されます。

日本225(円)

朝方に先物主導で上昇

前日のNY株式市場がやや下落して終了したため、22日の国内株式市場では日経225平均が15,851円と安く寄り付いてスタート。朝方に特別な材料は出なかったものの、午前10時までに先物主導と思われる急上昇を見せた。結局この日はそのまま16,100円台の高値圏で推移し、終値は16,111円だった。夕方以降の先物は円安と欧米株高に合わせ、小幅上昇したのみ。

ポンド/円

EU離脱懸念からポンド安進行

すでに述べたように、ロンドンのジョンソン市長がEU離脱への支持を表明。6月23日に国民投票を行うと発表したイギリスは、これで離脱派が勢いづく。EU離脱への懸念から22日のポンド/円は下落し、2013年11月以来2年3ヶ月ぶりの159円台に。ポンド/円は11月に185円台をつけてから3ヶ月で25円下落とポンド安地合が続いている。

ユーロ/円

英離脱懸念と追加緩和観測で約3年ぶりの安値

イギリスのEU離脱懸念は、ユーロの将来にも暗雲をもたらしている。ユーロ/円はロンドン市長の発言などを受けて22日に大きくユーロ安に動いた。またECBによる追加緩和観測が高まっていることも、ユーロ安に拍車をかけている。ユーロ/円は23日未明までに124円台前半に下落し、この水準は2013年4月以来約3年ぶりとなる。

豪ドル/円

資源価格上昇で豪ドル高

国際エネルギー機関(IEA)が「世界的な石油需給は2017年までに徐々に均衡する」との見通しをこの日に発表。それを受けて原油が上昇した。資源価格が上昇したため資源国通貨である豪ドルも買われ、豪ドル/円は22日朝時点の80円台半ばから、一時82円台をつけた。同じ資源国通貨のNZドル/円も同様に買われ、22日朝の74円台半ばから一時76円台まで上昇した。

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